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便秘の老猫にヨーグルトを食べても大丈夫?食べさせ方を解説します

ヨーグルトといえば、整腸作用がある食べ物の代表的な存在です。ヨーグルトに含まれている乳酸菌が善玉菌を増やしてくれますが、便秘をしている老猫にヨーグルトを食べさせてもいいのでしょうか。

今回は、老猫の便秘とヨーグルトについて解説します。

ヨーグルトは老猫の便秘に効果あり

老猫が便秘をしているときに、ヨーグルトを食べさせると便秘が改善することがあります。便秘の原因や乳製品のヨーグルトを食べさせてもいい理由を見ていきましょう。

老猫の便秘の原因は?

ヨーグルトを食べさせたいと考える理由になった老猫の便秘ですが、そもそも何が原因なのでしょうか。

老猫が便秘をする原因としては以下のものが考えられます。

  • 栄養不足や消化不良
  • 腸内環境の乱れ
  • ストレス
  • 病気のサイン

まず、栄養の偏りや消化不良です。老猫は消化機能が低下しているため、消化不良で便秘になることがあります。特定の栄養素の不足も便秘の原因になります。

続いて、腸内環境の乱れです。腸内細菌のバランスはさまざまな要因で崩れることがあります。腸内で悪玉菌が優勢になると便秘を引き起こすことがあります。

また、ストレスも便秘の原因になります。私たち人間もストレスで便秘をしてしまうことがありますが、猫も同じです。特に老猫になるとほんの少しの環境の変化にも敏感になります。

最後に、これが最も怖い理由ですが、病気のサインとして便秘をすることがあります。消化器系の疾患や腸の炎症などの可能性があります。

ヨーグルトを食べさせてもいい理由

猫や犬の飼い主さんならすでにご存じだと思いますが、牛乳をそのまま飲ませることはできません。乳糖という成分を猫や犬が分解できないからです。これは、猫の年齢に起因するものではありません。

では、どうしてヨーグルトなら大丈夫なのか。ヨーグルトは発酵させる過程で乳糖が減っているため適量であれば食べさせても問題がないとされています。もちろん、大量に食べさせるのはよくありませんが、少量であれば消化不良の心配はないでしょう。

ヨーグルトの整腸作用

ヨーグルトには整腸作用があります。この整腸作用はヨーグルトに含まれている乳酸菌の働きによるものです。

乳酸菌とは、腸内で糖や炭水化物を分解して乳酸をつくる善玉菌のことです。ビフィズス菌などもこの乳酸菌の一種ということになります。

乳酸には、腸内のphを下げて酸性の環境を作る作用があります。この酸性の環境は善玉菌が好む環境のため、乳酸が増えると善玉菌が増えます。一方で、悪玉菌はアルカリ性の環境で増殖しやすくなるため、酸性の環境では増えにくくなるのです。

先ほど、老猫が便秘をする原因のひとつとして「腸内環境の乱れ」があると説明しましたが、腸内環境の乱れが原因で便秘をしている場合は、ヨーグルトを食べて腸内細菌のバランスが良くなれば便秘が解消することがあります。

腸内環境が改善されると免疫力も上がる?

腸内環境が改善すると、便秘の改善だけでなく免疫機能の向上にも期待できます。

腸には免疫細胞の7割が集中していると言われています。これは食べ物と一緒に入ってくるウイルスや細菌を排除するためです。

免疫は身体のバリア機能ですから、腸内環境を改善することで細菌やウイルスの感染リスクを低下させて、病気になりにくい身体を作ることができます。

老猫にヨーグルトの食べさせるときの注意点

老猫が便秘をしているときにヨーグルトが効果を発揮するケースがありますが、食べさせるときには注意点があります。

無糖のプレーンヨーグルトにする

猫用のヨーグルトは見かけませんので、市販のヨーグルトを与えても構いません。ただし、加糖タイプのヨーグルトやフルーツなどの具材が入っているヨーグルトは避けるようにしましょう。

加糖タイプのヨーグルトを食べ過ぎると肥満の原因になりますし、フルーツ入りの物も避けた方が賢明です。ヨーグルトは無糖のプレーンヨーグルトでできるだけ添加物が入っていない物を選んであげてください。

分量はスプーン一杯程度

便秘をしている老猫にヨーグルトを食べさせるときにの分量は、スプーン一杯程度が適量とされています。ただし、最初はもっと少量にして様子を見た方がいいでしょう。

アレルギーや不耐性という可能性もありますので、いきなりたくさん食べさせないようにしてください。治療している病気がある場合や、疾患がある場合、それ以外の体調不良がある場合はヨーグルトを食べさせる前に獣医師に相談することをおすすめします。

一緒にオリゴ糖や食物繊維を取る

ヨーグルトの整腸作用は、乳酸菌の働きによるものです。ですので、乳酸菌を増やすためのオリゴ糖や水溶性食物繊維を適度に摂取するのもおすすめです。

オリゴ糖はバナナやリンゴ、水溶性食物繊維は芋類に多く含まれています。ただし、水溶性食物繊維は取り過ぎるとよくありませんので適量を守るようにしましょう。

市販のキャットフードにもオリゴ糖などが含まれているタイプのものもありますので、利用するのもよさそうです。

お腹を下しているようなら中止する

ヨーグルトを食べさせて便秘だった猫が急にお腹を下していたり、下痢をしている場合はすぐに中止して獣医師に相談してください。

サプリメントで腸活するなら「美腸活ふりかけ おなか元気!」

老猫にヨーグルトを食べさせる以外の方法として、サプリメントで腸内環境の改善をするという方法があります。

「猫にサプリメント?」と思われるかもしれませんが、サプリメントにはメリットがあります。まず、サプリメントであればアレルギーや不耐性でヨーグルトが食べられない猫でも利用できます。また、サプリメントには乳酸菌以外の栄養素が含まれているため、老猫の栄養の偏りも改善できます。

そこで、おすすめしたいサプリメントを紹介します。

「美腸活ふりかけ おなか元気!」がおすすめ

「美腸活ふりかけ おなか元気!」は、猫と犬のために開発されたサプリメントです。商品名からも解るとおり、腸内環境の改善が目的のサプリメントです。

このサプリメントは、免疫学を専攻している獣医師と一緒に開発されていて、動物病院で使用されていたものを改良するために何度も試作をして商品化されたものです。

腸内環境の改善の成分としては、乳酸菌を増やすための乳酸菌生産物質や腸を活性化して免疫細胞のエネルギーになるグルタミンとタウリンが配合されています。

他にも、ビタミンやミネラルも配合されているため老猫の健康維持におすすめです。

パウダー状のサプリメントですので、いつものフードにかけるだけで簡単に導入できます。ヨーグルトよりも効率良くさまざまな栄養を取ることができるのが魅力です。

まとめ

今回は便秘の老猫にヨーグルトを食べさせてもいいのかについてお話ししました。ヨーグルトには乳酸菌が含まれているため、便秘をしている老猫に適量を与えることで便秘の改善が期待できます。

乳酸菌を取ることで腸内環境が改善すれば、便秘や下痢の予防はもちろん、免疫機能の向上も期待できます。

老猫にヨーグルトを食べさせるときには適量を守ること、そして、砂糖や甘味料、フルーツなどが入っていないプレーンヨーグルトを選ぶようにしましょう。

乳酸菌を摂取するという目的であれば、サプリメントの利用もおすすめです。「美腸活ふりかけ おなか元気!」は、腸活をしながらビタミンやミネラルも一緒に摂取できるためおすすめです。

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