老猫が下痢をしていると飼い主さんは心配です。一過性の症状ということもありますが、下痢が病気のサインということもあります。
この記事では、下痢をしている老猫に適した食事と、食事の頻度や水分補給について。そして、下痢の原因についても詳しく解説します。
Contents
下痢をしている老猫の食事選びについて
老猫が下痢をしているときの食事は、消化が良く、栄養価が高いものを選ぶことが基本です。特に以下の点に注意しましょう。
消化の良いフードを選ぶ
下痢をしている老猫には、主に脂肪分が低く、繊維質が適度に含まれているものを選びましょう。例えば、鶏の胸肉やカボチャ、柔らかく炊いた白米などがあげられます。
そして、仮に食欲があったとしても食べさせすぎは消化不良の原因になりますので禁物です。適量を食べさせて様子をみてください。
消化器官サポートのフードやウエットフードもオススメ
下痢をしているときには消化器官サポートのフードやウェットフードもオススメです。そして、腸内環境を整えるためのペット用のサプリメントやプレーンヨーグルトが有効です。ただし、ヨーグルトは糖分が高いものはNGです。具や砂糖が入っていないプレーンにしてください。
食事の頻度と量の調整
老猫になって、一度に大量の食事を消化するのが難しくなっているという可能性もあります。一日の食事を複数回に分けて食事を与えるスタイルに変更すれば消化器系への負担を軽減できます。
また、下痢をしているから消化の良いモノがいいと、急にフードを変えないようにしましょう。新しい食事への移行はこれまでの食生活の中に少しずつ取り入れて、ゆっくりと切り替えましょう。
水分補給をしっかりと
下痢をしているときは、脱水状態になりやすいので、いつも以上の水分補給が必要です。いつでも新鮮な水を飲めるようにしてください。
老猫がいつでも好きなときに水を飲めるようにしましょう。水の入れ物は毎日きれいに洗って、水も定期的に交換してください。猫が好む流れる水のファウンテンも良さそうです。
獣医師と相談して食事の一時的な制限をすることも
下痢がひどい場合は獣医師の指導を受けつつ、一時的な処置として食事を12~24時間制限することがあります。これは、一時的に食事をストップして消化器官を休ませて回復を促すというものです。
ただし、食事制限は自分の判断で行うのは危険です。事前に獣医師に相談してからその指導の下で行いましょう。
食事以外の注意点
下痢をしている老猫の対策として以下の点も押さえておきましょう。食事管理と合わせて行うべきことを解説します。
獣医師の診察
下痢が続く場合や悪化している場合は獣医師の診断と治療が必要です。老猫は健康状態が変化しやすく体力も低下していますので早めに診断を受けることが大切です。
ストレスの管理をする
食事だけではなくストレスにも注目しましょう。
老猫は特に環境変化に敏感でストレスを受けやすい生き物です。下痢をしているときはもちろん、普段からストレスを最小限にし、静かで安心できる環境を作りましょう。
下痢をしているときには、老猫が安心してリラックスできる隠れ家と寝床が必要です。騒音や他のペット、子供から離れた場所がいいでしょう。また飼い主さんとのコミュニケーションでストレスを減らしてあげてください。
老猫が下痢をする原因が知りたい!
老猫が下痢をする理由は、フードの問題やストレスといった一時的なものもあれば、病気の兆候というケースまで様々です。下痢をしている老猫の食事を考える時には、下痢の原因を特定することが重要となります。
フードに問題がある
老猫は若い猫と比べて消化機能が衰えています。今まで、好んで食べていたフードでも、年齢を重ねると身体に合わなくなってしまうことがあります。フードが合っていないと、消化不良を起こし、その結果として下痢をすることがあります。
また、栄養バランスが崩れて下痢をしているということも考えられます。栄養バランスが偏ったフードや、品質の低いフードは消化器系に負担をかけるだけでなく、腸内フローラの乱れにも繋がります。
誤飲や誤食が原因になっている
老猫が間違って食べられない物を口しているケースや、家族の誰かが知らずに食べさせたものが原因で下痢をすることがあります。誤飲や誤食は、消化不良や腸内の問題を引き起こしたり、中毒を引き起こす食べ物もあります。
猫が食べられないものの一例としては以下の食べ物があげられます。
猫が食べてはいけないもの |
玉ネギ、ニンニク、エシャロット、青ネギ、生卵、生肉、骨、チョコレート、カフェイン入り飲料、アルコール、生のパン生地、牛乳、ブドウ、レーズン等 |
私たち人間にとっては美味しい食べ物でも、猫にとっては毒になってしまうものがあるのです。ついつい「美味しいからこの子に食べさせたい」と思うかもしれませんが、人間の食べ物を安易に与えないようにしましょう。
寄生虫
外に出る機会が多い老猫の場合は寄生虫のリスクが高くなります。
寄生虫が栄養吸収を妨げたり、腸壁にダメージを与えたりするため、寄生虫が原因で下痢をすることがあります。
病気や感染症のサイン
下痢は、病気や感染症のサインとして現れるケースがあります。一例としては、猫伝染性腹膜炎、猫エイズ、猫白血病ウイルスなどが考えられます。他にも、消化器系の病気が隠れているケースもあります。
腸内フローラの乱れ
腸内フローラとは、腸内にいる善玉菌と悪玉菌のバランスです。この細菌のバランスが崩れると、腸内環境が悪化して下痢の原因になることがあります。
ストレスの影響で下痢をしている
もともと猫という生き物はとてもデリケートなのですが、老猫になると特に環境の変化に敏感になる子がいます。ちょっとした変化が老猫のストレスになって、下痢をしてしまうことがあります。
足りない栄養素をサプリメントで補完する
老猫の下痢を普段から予防するために、サプリメントで栄養素を補いながら腸活をすることも有効です。ペット用のサプリメントは、通常の食事では不足しがちな栄養素を補給できるため健康維持にオススメです。
オススメしたいサプリメントがあります。
「美腸活ふりかけ おなか元気!」です。
獣医師と共同で開発されたペット専用のサプリメントで、成分が優秀です!
腸内環境を改善する亜鉛酵母、核酸、グルタミンのほか、ビタミンA、E、Dも含まれていてフードにかければOKです。パウダー状でかつおのうま味がついているので、食べさせやすいです。
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まとめ
老猫が下痢をする原因と自宅でできる食事の対策や予防法について解説しました。
老猫の下痢は一時的な症状ということもありますが、病気のサインとして表れることもあるため「大丈夫でしょ。そのうち治る。」と軽視せずに注意する必要があります。
自宅でできる対策は食事と水分補給、ストレス管理がメインとなります。食事は、消化がよく栄養のバランスがとれているものを用意し、しっかりと水分補給ができるようにすることも大切です。
健康管理と下痢の予防のためにペット用のサプリメントの使用もオススメです。