老猫が軟便をする原因は様々です。軟便が一時的なものですぐに治ることもあれば、大きな病気の兆候として現れている症状という場合もあります。
この記事では、老猫が軟便をする原因と対策について解説します。
Contents
消化器系の問題で老猫が軟便をすることがある
老猫の軟便の原因としてはいろいろなケースが想定されます。ひとつではなく複数の要因が重なって軟便をしていることもあります。
消化不良を引き起こしている
老猫は若い猫よりも消化能力が低下しているため、消化器系に問題が生じて消化不良を起こし軟便をしてしまうというケースがあります。
消化不良の原因は様々ですが、フードに問題があるケースや過度なストレス、そして、加齢による消化機能の低下で消化不良を引き起こすこともあります。
炎症性腸疾患(IBD)
IBDとは、消化管の慢性的な炎症を引き起こす病気です。炎症によって栄養素の吸収が妨げられるため、その結果として軟便や下痢を引き起こすことがあります。
膵炎
膵炎は、膵臓に炎症が起こっている状態のことです。膵臓で作られた消化酵素が自らの膵臓内で活性化してしまい、膵臓を傷つけてしまっているのです。膵炎になると、下痢や軟便だけではなく、食欲不振、嘔吐、腹痛を併発することがあります。
栄養素と食事が原因となって軟便をする
栄養不足や栄養バランスの偏り
栄養のバランスが取れていないと、身体に様々な問題が生じて軟便をすることがあります。また、栄養のバランスではなく、フードが愛猫の身体に合っていないというケースもあります。
食事の急激な変更
軟便の対策としてフードを変更する方法がありますが、猫の食事を急に変更すると、消化器官に負担がかかって軟便の原因になることがあります。
軟便が病気や感染症のサインとして現れるケースもある
軟便が病気のサインとして現れることもあります。
腸内寄生虫
腸内寄生虫、例えば回虫や条虫などが腸内で繁殖すると、腸に問題が生じて軟便を引き起こすことがあります。特に、外に出る機会が多い猫の場合は、寄生虫のリスクが高くなります。
腫瘍や癌
腸内やその他の消化器系の臓器に発生する腫瘍や癌が、軟便の原因となることがあります。これらの疾患は特に老猫に見られることが多く命に関わる重大な疾患でもあるため注意が必要です。
ストレス
猫は非常に敏感でデリケートな生き物です。ちょっとした環境の変化がストレスになり、消化器系に影響を与えて軟便を引き起こすことがあります。例えば、引っ越しや家族構成の変化、新しいペットのお迎えや、生活のルーティンの変化などがストレスの原因になります。
老猫の軟便への対処と予防
食事の見直し
老猫の消化器系は機能が低下しているため、消化しやすく、高品質のタンパク質を含む低脂肪の食事が理想です。脂肪分が多いフードや添加物が多いフード、そして食物繊維の過剰摂取は軟便の原因になるため避けましょう。
定期的に健康診断を受ける
定期的な健康診断を受けることで、老猫の状態を知ることができますし、消化器系の問題についても把握できます。健康診断を受けておけば、病気にも早く気づいて早期に治療を開始できます。
ストレス管理
老猫は環境の変化にとても敏感です。そのため、まずは、安心できる環境を提供し、ストレスを最小限に抑えることが大切です。安全な隠れ場所と猫が好む寝床を用意しましょう。そして、定期的な運動とコミュニケーションをとってストレスケアをしてあげてください。
軟便をしている場合は、療養のために静かな環境が必要です。他のペットや小さな子どもから離れられる場所で回復させてあげましょう。
水分補給はとても重要
軟便をしているときは、排便でいつもよりたくさんの水分が失われています。そのため、脱水症状を引き起こすリスクが高くなっていますので、十分な水分補給が重要です。
まずは、常に清潔で新鮮な水を用意してください。そして、いつでも水を飲みやすくするために、複数の場所に水入れを設置するといいでしょう。
あまり水を飲んでいないようであれば、水分を多く含むウェットフードや水分を混ぜたフードもオススメです。老猫があまり水を飲んでいない様子があるときには、脱水症状の危険がありますので早めに動物病院で診てもらってください。
軟便はサプリメントの使用でも予防できる
老猫が軟便をする原因は一つではないため、完璧な予防は望めません。しかし、栄養の偏りや腸内環境の悪化は普段の食生活の工夫で防止できます。
そこで、ぜひオススメしたいのがペット用のサプリメントです。
最近では、ペットのために開発されたサプリメントが発売されていて、利用している飼い主さんもいらっしゃいます。ここでは、オススメしたいサプリメントの「美腸活ふりかけ おなか元気!」
を紹介したいと思います。
「美腸活ふりかけ おなか元気!」は獣医師と共同開発&国内製造
「美腸活ふりかけ おなか元気!」をオススメする理由のひとつが獣医師と共に開発されたサプリメントであるということです。
このサプリメントは開発に獣医師が関わり、原材料にこだわったペット専用の製品です。
さらに、GMP認定工場で製造されていますので安心な製品となっています。
※GMPとは、製品が「安全」に作られ、「一定の品質」が保たれるようにするための製造工程管理基準のことです。
免疫力アップのためのグルタミンが配合されている
サプリメントの目的は、フードではカバーできない栄養素を補うのが目的です。その点でも「美腸活ふりかけ おなか元気!」は優れています。
猫の体内では作られないため食べ物から取る必要があるタウリン。免疫細胞のエネルギー源になるグルタミンが配合されています。
加えて、腸内環境改善に役立つ乳酸菌生成物質や核酸、亜鉛酵母など、どれも高価な成分なのですが惜しみなく配合されているのです。
さらに、「美腸活ふりかけ おなか元気!」には、ビタミンA・ビタミンE・ビタミンDが含まれています。
フードだけではどうしても不足しやすい栄養素も「美腸活ふりかけ おなか元気!」をフードと一緒に食べさせるだけでしっかりと補給できるのです。
フードにふりかけるパウダー状のサプリメント
老猫は警戒心が強い子も多く「うちの子がサプリメントをちゃんと食べてくれるか不安」という飼い主さんもいらっしゃると思います。
ですが、「美腸活ふりかけ おなか元気!」は、錠剤ではなくパウダー状のサプリメントで、フードにかけるだけです。
飼い主さんにとっても、そして、愛猫にとっても負担が少なく取り入れやすい設計になっています。
まとめ
老猫の軟便は様々な原因によって引き起こされます。もちろん、軟便は一時的な場合もあります。しかし、時に軟便が癌や膵炎といった深刻な疾患の兆候である場合もあります。
まず重要なのは、異常に気づいた際には迅速に対処することです。そして、軟便が続いている場合や、嘔吐や食欲不振、脱水症状などを併発している場合はすぐに獣医師の診断と指導を受けることです。
その上で、自宅での適切なケアとして、フードの変更やストレス管理、水分補給といった対策が大切です。軟便を予防するためには、普段の食事がカギになります。栄養のバランスを整えて腸活もできる「美腸活ふりかけ おなか元気!」などのペット用のサプリメントの使用もオススメです。