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老猫が下痢をしているのに食欲がある!?食欲があるのに下痢をする原因と対策を解説します

老猫が下痢をしていると心配になりますが、下痢をしているにも関わらず「いつも通り食べている」場合もあります。もちろん、食べてくれるのは嬉しいのですが「これって、どういうこと?」「食べさせてもいいの?」と思われる方は多くいらっしゃると思います。

老猫が下痢をしていても食べる量が変わらず、おやつも欲しがっている。その背景には様々な原因が考えられます。例えば、腸内環境の変化や消化不良などもそのひとつです。

今回は、老猫の下痢の原因と食欲がある場合の対応についてお話します。

下痢をしているのに食欲があるのはどうして?下痢の原因は?

下痢をしているのに食欲があるという状態の場合、その原因はなんでしょうか。考えられる原因をピックアップして解説していきます。

フードが合わなくなっている可能性

老猫は、消化器系の機能が若い時と比べて低下していますし、とても敏感になっています。そのため、脂肪分が多いフードや繊維質が多すぎるフード、人工添加物を多く含んでいるフードは消化できなくなっている可能性があります。

消化不良は下痢を引き起こす原因となることがあります。

今までは問題なく食べていたフードでも愛猫の年齢が原因で身体に合わなくなってしまうこともあります。老猫の年齢に応じた食事管理が重要です。

消化不良を起こしていても今まで食べ慣れたフードであれば欲しがるということが考えられます。

内臓機能が低下している

老猫は一見、若くて元気そうに見えても若い頃と同じではありません。加齢は猫の肝臓や腎臓などの内蔵機能を低下させます。これらの臓器の機能が低下すると、体内の不要物が適切に排出されにくくなり、消化不良や下痢を引き起こす可能性があります。

内臓の機能が低下していても、今までどおり食べてしまうことも考えられます。

腸内環境が変化している

腸内フローラとは腸内細菌のバランスのことです。人間でも腸内フローラは健康維持に欠かせないと言われています。それは猫も同じで、腸内フローラは健康を維持する上で非常に重要です。

老猫になると腸内フローラが変化しやすく、何らかの原因で悪玉菌が増加して消化不良や下痢を引き起こす原因となることがあります。

この場合、腸内フローラが変化しているだけで病気ということではありませんので、食欲がそのままということがあります。

病気のサインというケース

老猫では、炎症性腸疾患(IBD)、膵炎、消化器系のがんなど、様々な病気が下痢の原因となることがあります。

歯や口内の問題

口内炎、歯周病、虫歯などの口内問題で下痢をすることがあります。口内炎などで痛みがあっても食事を食べる猫もいます。

寄生虫

寄生虫感染は下痢や体重減少や消化不良を引き起こすこともあります。外に出る猫の方がリスクは高めですが、完全室内飼育の場合でも寄生虫の可能性は否定できません。

薬剤の副作用

治療中の薬の副作用として、猫が下痢をすることがあります。抗生物質を服用している場合、腸内フローラのバランスを崩して下痢をすることがあります。

ストレスや環境の変化

猫は環境の変化に敏感です。ストレスで下痢をすることがありますが、この場合も食欲が維持されたままというケースがあります。

猫のストレスの原因はとても些細なことがきっかけにもなります。引っ越しや家族構成の変化、新しいペットのお迎えなどがストレスになります。また、飼い主さんとのコミュニケーション不足もストレスになることがあります。

 

老猫のための対策と予防策は?欲しがったら食べさせてもいいの?

下痢をしているけど食欲がある場合、どう対応したらいいのでしょうか。

食欲がある場合でもまずは食事を見直す

老猫が下痢をしているときに与える食事は質と量を考慮して消化器系に優しい食事への切り替えが必要です。

食べているからといって「今のままでいい」ということではありません。

まず、低脂肪で消化に良い食材を選びましょう。例えば、鶏肉(皮と脂肪を取り除いたもの)を茹でて細かく刻んで白米と混ぜ合わせたものなどは、消化しやすく栄養価の高い食事になります。鶏肉は良質のタンパク質で、白米も消化しやすい炭水化物です。物繊維は適度に必要ですが、多すぎると消化不良の原因になるため量を調整しましょう。

そして、市販のキャットフードを使用する場合は、シニア猫用や消化器官サポート用のキャットフードがオススメです。

次に、食事の回数にも工夫が必要です。一度にたくさんの量のフードを食べさせていたり、そもそも食べ放題の状態にしていませんでしょうか?

下痢をしてしいるときは、1回の量を減らして食事の回数を増やしてみてください。1日に2回の食事ではなく、小分けにして何度も与えることで、消化器系への負担を軽減できます。

場合によっては一時的に食事を与えない断食を行う方が良い場合もあります。この判断については素人ができるものではありませんで、必ず獣医師の指示に従ってください。

そして、下痢をしている猫は脱水症状を起こしやすくなっているため、水分摂取を促すことが非常に重要です。常に新鮮な水を提供して猫が十分に水を飲んでいるか確認してください。

ストレスや環境の変化への対策

老猫はストレスや環境の変化に敏感です。食欲がある場合は、ストレスが原因ということも考えられます。まずは、老猫にとって快適で安定した環境を用意することが重要です。

引っ越しや家具の再配置時は、常に老猫が安全で安心できる隠れ場所や遊び場を用意してください。

例えば、猫が慣れ親しんだベッド、おもちゃ、スクラッチポスト等を近くに置くと、新しい環境に適応しやすくなります。できるだけ急激な環境の変化は避けた方がいいのですが、どうしても難しい場合もあります。そのような場合は、少しでも安心できるように工夫をしてあげましょう。

食事、遊び、トイレのルーティンを一定にすることで、老猫のストレスを減らすことができます。

猫はストレスを感じると狭く高いところに隠れたがります。気に入っている箱や専用のベッドを用意して、できるだけ静かな環境をつくること。猫が安心して隠れられる場所を複数用意してあげましょう。

その上で、飼い主さんや仲が良いほかのペットとのコミュニケーションができるようにしてあげてください。

獣医師に相談する

食欲があるからといって、下痢が重大な病気のサインではないということではありません。病気でも食べる猫もいます。

下痢が続く場合や他の症状を併発している場合は、欲が落ちていなくても獣医師に相談しましょう。

獣医師は、血液検査、便の検査、超音波検査などを通じて、下痢の原因を正確に特定し適切な治療を行うことができます。

食事の内容やストレスについても相談できますので、早めに受診するようにしましょう。

まとめ

老猫が下痢をしていても食欲があって今までどおり食べているということがあります。

ここで重要なのは「食べているから大丈夫」と思わずに、しっかりと適切な対策を行うことです。老猫はとてもデリケートで、体力や内臓機能が低下しています。早めの対策と獣医師の診断が重要です。

家庭でできるケアとしては、食事の工夫と水分補給をしっかりとできるようにすること、そして、ストレスの軽減などがあります。

下痢は病気のサインである可能性があるため軽視せずに獣医師に相談しましょう。

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